週明け17日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落した。下げ幅は一時300円を超える場面があった。2019年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値が5四半期ぶりにマイナス成長に転落したことが響いた。新型コロナウイルスの国内感染者が増加したことも相場の重荷になった。
午前9時15分現在は前週末終値比335円01銭安の2万3352円58銭。東証株価指数(TOPIX)は25・19ポイント安の1677・68。
取引開始前に公表された実質GDPは前期比1・6%減、年率換算は6・3%減。昨年秋の消費税増税の影響で購買意欲が低下し、個人消費は前期比2・9%減だった。国内経済の先行きに不透明感が強まり、東京市場は朝方から売り注文が膨らんだ。