米航空各社が減便やリストラ 新型コロナ「恐ろしい事態だ」





北京国際空港で米アメリカン航空のチェックインカウンターに並ぶマスク姿の乗客ら=1月(AP)

 米航空各社が相次いでリストラ策を打ち出している。新型コロナウイルスの感染拡大による需要低下に対応するためだ。アメリカン航空とデルタ航空は減便を発表した。ユナイテッド航空は幹部報酬を見合わせる。米メディアが10日伝えた。

 アメリカンは4月に国内線の運航を7・5%削減するほか、夏の旅行シーズンのピーク時に国際線を10%減らす。デルタは国際線を最大25%、国内線を最大15%それぞれ削減する。バスティアン最高経営責任者(CEO)は需要減が当面続くとの見通しを示し「恐ろしい事態だ」と述べた。

 ユナイテッドはムニョスCEOらが基本給の受け取りを少なくとも6月末まで見送る。同社は4日、4月の国際線を2割削減し、国内線も1割減らすと発表していた。

 米格安航空会社(LCC)サウスウエスト航空のケリーCEOは「同時多発テロ当時より悪くなるかもしれない」として、自身の報酬を10%カットする方針を従業員に伝えた。(共同)



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