新型コロナウイルスの感染拡大を受け、アジア開発銀行(ADB、本部マニラ)は20日、韓国で5月2~5日に開く予定だった年次総会を延期し、2段階で開催すると発表した。まず5月22日にマニラで小規模の総務会を開き、9月18~21日に韓国で通常規模の総会を開く。
総務会には各国の財務相などの代理が参加し、ADBの財務諸表などについて審議する。終了後に総会はいったん休会とし、9月に韓国・仁川で再開する形式を取る。
ADBのユージン・ズコフ官房長は「参加者の安全が最も重要だ。ホスト国の韓国政府と綿密な協議をし、開催方法を見直すことで合意した」とのコメントを出した。(共同)