中国、4月の工業生産が4カ月ぶりプラスに 小売売上高はマイナス続く

[ad_1]



中国吉林省にある自動車工場=4月(新華社=共同)

中国吉林省にある自動車工場=4月(新華社=共同)

 【北京=三塚聖平】中国国家統計局が15日発表した4月の主要経済統計によると、工業生産は前年同月比3・9%増だった。新型コロナウイルス蔓(まん)延(えん)の影響を受けて低迷していたが、経済活動の再開を受けて昨年12月以来4カ月ぶりに前年同月の水準を上回った。一方、消費動向を示す小売売上高は7・5%減と、前月(15・8%減)からは持ち直したがマイナスが続く。

 工業生産は3月には1・1%減だったが、企業の操業再開の進展により回復傾向が見られた。産業用ロボットや半導体、パソコンなど幅広い分野で伸びが目立っており、低迷が続いていた自動車も回復した。

 小売売上高では、飲食収入が31・1%減と大幅な落ち込みが続く。中国政府が主導する生産の回復ぶりと比べ、消費者が慎重な姿勢を崩していないため勢いが鈍いとみられる。移動制限措置などの反動から消費意欲を爆発させる「リベンジ消費」が一部で活発になったと指摘されるが、大幅回復にはつながらなかった。 企業の設備投資を含む固定資産投資は、1~4月の累計で前年同期比10・3%減。1~3月(16・1%減)からは回復したもののマイナスが続いた。道路や鉄道などのインフラ投資は11・8%減だった。

 統計局の劉愛華報道官は15日の記者会見で「3月以降の回復の勢いが続いている」と指摘した。生産、消費、設備投資の主要経済統計は、新型コロナ直撃を受けて1~2月に初のマイナスに落ち込んでいた。

[ad_2]

Source link