静岡市などシェアサイクル事業8日開始 新型コロナで注目の自転車インフラ拡充





シェアサイクル事業「パルクル」をアピールする田辺信宏市長(奥から2人目)ら=7日、静岡市葵区のTOKAI本社(那須慎一撮影)

 静岡市や民間各社は官民で連携し、8日からシェアサイクル事業をスタートさせる。新型コロナウイルス感染拡大防止や環境にやさしい移動手段として注目される自転車インフラを整え、市民の利便性向上や地域活性化を狙う。

 市やTOKAIグループ、シェアサイクル事業を行うOpenStreet(東京)などがタッグを組んだ新事業「PULCLE(パルクル)」では、サービス開始時に電動アシスト自転車を94台用意。静岡駅や三保エリアなど市内40カ所に貸し出しや返却ができる専用駐輪場を設置する。今後3年間で自転車600台、駐輪場300カ所の整備を目指す。利用料金は15分あたり70円で12時間を上限に1千円。月内はクーポンコード「8696」を入力すると、1回、30分まで無料で利用できる。利用にあたっては、スマホアプリから会員登録し、電子決済となる。

 葵区のTOKAI本社前で行われたオープニングセレモニーに出席した田辺信宏市長は「ワールドクラスの自転車都市を目指し、自転車という交通手段を育てていきたい」と意気込みを示した。



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