健康食品を新型コロナウイルスに効果があると宣伝したなどとして、大阪府警東成署は8日、医薬品医療機器法違反(未承認医薬品の広告など)の疑いで、大阪市東成区大今里の医薬品販売会社の男性社長(59)と、法人としての同社を書類送検した。容疑を認めている。
書類送検容疑は4月中旬、同社が運営している薬局で、厚生労働省から医薬品として承認を受けていない粒状の健康食品「板藍根(ばんらんこん)」を、「新型コロナウイルスの感染予防に」と宣伝したなどとしている。
同署によると、薬局では板藍根を「中国の病院ではさまざまな感染症予防と治療に用いられています」などと紹介。1パック(14グラム入り)を千円で販売していたという。