大阪府高槻市でクレーン車が倒れ、アームが近くの住宅を直撃し女児(1)が軽いけがをした事故で、住宅にめり込んでいたアームが28日、撤去された。大阪府警高槻署は、地中のくいを抜く作業中にクレーン車がバランスを崩したとみており、業務上過失傷害容疑を視野に入れて原因を調べている。
28日は周辺住民向けの説明会も開かれた。出席した複数の住民によると、作業をしていた業者らから、クレーンが旋回した際に速度を出し過ぎたかもしれないというこれまでの説明に加え、地盤が緩かった可能性への言及があった。
事故は26日午後5時5分ごろ発生。高槻市南松原町の葬儀場の解体作業現場でクレーン車が倒れ、道路を挟んで隣接する木造2階建て住宅にアームがめり込んだ。