週明け6日午前の東京株式市場の日経平均株価は続伸した。上げ幅は一時300円を超えた。ハイテク関連株の一角に成長期待から買い注文が入ったほか、円安ドル高進行が好感された。6日の上海、香港のアジア株が大幅に上昇する場面があり、追い風となった。午前終値は前週末終値比306円24銭高の2万2612円72銭。
IT製品の需要拡大や、中国での自動車販売の持ち直しが期待された。個別銘柄では、平均株価への影響力が大きいソフトバンクグループが取引時間中の今年の高値を更新した。最近ほぼ一本調子で値上がりしている東京エレクトロンなどの大手半導体製造装置メーカーが6日も買われた。
一方、新型コロナウイルス感染症は米国の流行が一段と深刻化し、日本でも陽性者の報告が連日相次ぐ。感染拡大への警戒感はなおくすぶった。