ウクライナ巡る西側対応「破壊的」、プーチン氏が独首相に再考要請

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ウクライナ巡る西側対応「破壊的」、プーチン氏が独首相に再考要請

 12月2日、ロシアのプーチン大統領(写真)とドイツのショルツ首相が、電話会談した。ロシア大統領府によると、プーチン氏はウクライナに関するドイツなどの西側の対応は「破壊的」だとし再考を求めた。ロシア大統領府提供(2022年 ロイター)

ロシア大統領府の声明は「ウクライナ政権に武器を供与し、ウクライナ軍を訓練しているドイツを含む西側諸国の破壊的な路線に注意が向けられた」とし「ウクライナへの政治的、財政的支援とともに、これら全ては、ウクライナがいかなる交渉構想も完全に拒否しているという事実につながっている」と指摘。

「(プーチン氏は)ドイツ側に対し、ウクライナ情勢に関しアプローチを再考するよう求めた」と述べた。

ウクライナへのミサイル攻撃については、ロシアとクリミアをつなぐ重要な橋など、ロシアのインフラに対するウクライナの攻撃に対する対抗措置として擁護した。

さらにバルト海のガスパイプライン「ノルドストリーム」に対する「テロリスト」と呼ばれる攻撃を巡っては、ロシアが調査に参加することを認めるべきだと主張したという。

ぺスコフ大統領府報道官は2日、プーチン大統領はウクライナでの紛争を解決するための協議に前向きだが、ロシアの支配地域を米国がロシア領と認めないことが妥協の可能性を探る妨げになっているとの立場を示した。

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