人気オーディション番組「timelesz project(タイプロ)」で注目を集めた富山市出身の前田大輔さん(24)が、新たなキャリアを歩み始めた。大手芸能事務所に所属し、共にオーディションに挑んだ西山智樹さんとのグループ結成を発表。さらに、自身のルーツである地元・富山でのダンスイベントにもサプライズで登場し、ファンを大いに沸かせている。
オーディションでの経験を経て見つけた「わくわく」する新しい道
「タイプロ」の審査では、長い手足を生かしたダイナミックなダンスと持ち前のユーモアで存在感を示し、最後の12人まで残るも、惜しくも5次審査で敗退した前田さん。しかし、この経験が彼を次のステージへと導いた。前田さんはオーディション期間を「青春だった、楽しかった」と振り返る一方で、結果直後は正直「なんでだろう?」という思いもあったと明かす。しかし、「今こうやって新しい道に進めて、わくわくできているし、timeleszに入った子を見ていてもぴったりだなと思うので、そんなマイナスな思いはなかった」と、現在は前向きな姿勢を見せている。
夢だった「グループ活動」を実現、さらなる展開も視野に
オーディション合格という形ではなかったものの、前田さんはかねてからの夢であった「グループでの活動」という目標を掴み取った。共に高みを目指した西山智樹さんと共に新グループを結成し、すでに活動をスタートさせている。前田さんは「ずっとグループでやりたいと思っていて、智樹も同じだった」と語り、グループの魅力について「やっぱりカッコいい。大人数でしか出せない魅力や迫力がある」とその可能性を強調した。今後はさらにメンバーを加え、より大きな規模でのグループ結成を目指す新プロジェクトも進行中とのことだ。
前田大輔さんと西山智樹さんが新グループ結成を発表
「恩返し」を胸に地元富山へ、3年後のアリーナ、6年後のドームへ
前田さんの活動の根底にあるのは、自身を支えてくれた人々への「感謝」だ。「僕は『恩返ししたい』というのがいちばんの原動力」だと彼は力を込める。「お世話になった人がたくさんいるが、まだ何も返せてない。途中で投げ出して今までお世話になった人を裏切るのも絶対違う。グループとしてデビューすることがみんなへの恩返しになるのかなと思う」と、周囲への思いが活動の原動力であることを語った。6月8日には、ダンスの基礎を学んだスクールの恩師からの誘いを受け、自身のルーツである地元・富山で開催されたダンスイベントにサプライズで登場。ファンや地元の人々を驚かせ、大きな歓声を受けた。「めちゃくちゃ最高、楽しかった」と、地元でのパフォーマンスの喜びを表現した。前田さんは、3年後にはアリーナ、6年後にはドームでのライブを目指すという大きな夢を掲げている。
富山でのダンスイベントでパフォーマンスを披露する前田大輔氏
新たな挑戦への決意と感謝
「timelesz project」での経験を糧に、前田大輔さんは西山智樹さんとの新グループ結成、そして将来的なさらなる発展を目指し、新たなスタートを切った。支えてくれた人々への「恩返し」を胸に、地元富山でのイベント出演も果たすなど、着実に夢への階段を昇り始めている。彼の今後の活躍から目が離せない。