地域政党「再生の道」の石丸伸二代表は、所属メンバーによるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)上の不適切な投稿を受け、2025年6月26日に謝罪を表明しました。この投稿は、国民民主党の玉木雄一郎代表を侮辱する内容を含んでおり、問題視されていました。石丸氏は自身のX(旧Twitter)アカウントで、「指導が行き届いておらず、誠に申し訳ありません」と述べ、党内指導の不足を認めました。
地域政党「再生の道」代表の石丸伸二氏の肖像写真。不適切投稿に関する謝罪の報道に関連。
問題となった投稿の内容と党員の謝罪
問題の投稿は、同党のすなみ薫氏が6月25日に行ったものです。すなみ氏は玉木雄一郎氏に対し、「くそタマキンが、なにいっとんねん!」といった侮辱的な言葉を含むX投稿を行い、これが物議を醸しました。この投稿は26日午前11時までに削除されています。また、「山尾以来、調子に乗りすぎだよ!お前は!ええ加減にしろや!」という投稿も批判を受けていますが、こちらは削除されていません。
これらの発言に対し、すなみ氏本人は25日に「行き過ぎた発言がありましたので、謝罪して当該ポストを削除させて頂きます。関係各位にはご迷惑をお掛けしました。申し訳ございませんでした」と謝罪しました。さらに同日、別の投稿でも「先日Xに投稿した内容で玉木雄一郎様を侮辱するような不適切な発言をしてしまいました。深くお詫び申し上げます」と重ねて謝罪しています。
石丸代表の対応と謝罪表明
石丸代表は、所属メンバーであるすなみ氏の一連の投稿を把握し、本人に対して厳重注意を行ったことを明らかにしました。そして、26日に自身のXアカウントを通じて、「この度、再生の道のメンバーによるX上の不適切な投稿を確認し、当人へ厳重注意を行いました」と報告。続けて「指導が行き届いておらず、誠に申し訳ありません。健全な批評が構築できる意識を改めて徹底していきます」と記し、党代表としての責任を認め、謝罪しました。
SNSでの反応
今回の石丸氏の謝罪に対して、SNS上では一部ユーザーから驚きの声も上がっています。石丸氏が過去にも謝罪した事例はあるものの、「石丸伸二が謝罪してるの初めて見た!」「いつもの石丸クンらしくないなー」「もしかして……初めての謝罪?」といったコメントが寄せられており、彼の謝罪という行動が注目を集めています。
この件は、地域政党におけるSNS管理の課題や、政治家および政治活動に携わる者の発言のあり方について、改めて議論を呼んでいます。再生の道は、今後健全な批評意識をどのように徹底していくのかが問われることになります。