近頃、日本の公道において、看過できない危険な運転や悪質な交通違反が相次いでいます。特に、定員を大幅に超えた状態での走行や、複数の交通ルールを無視するバイクの事例が報告されており、その衝撃的な光景が波紋を呼んでいます。首都圏と地方都市で立て続けに目撃された、二つの驚くべきバイク違反の現状を詳細に報告します。
新宿で驚愕の4人乗りノーヘル走行
東京都新宿区で先頃目撃されたのは、一台のバイクに信じられないことに4人が乗車している光景でした。しかも、全員がヘルメットを着用しておらず、危険極まりない状態です。撮影は17日朝7時半頃。目撃者はこの光景を「4人乗りは初めて見て、びっくりしました」と語っています。
新宿の公道で4人乗りノーヘルのバイクが走行する様子
さらに危険なのは、最も前に座っていた男性が両手を広げてアピールし、実際にハンドルを操作していたのは前から二番目の男性だったという点です。その後ろには、明らかに高揚した様子の女性二人が続いていました。これは公道上での行為であり、このような曲芸のような危険走行は許されるものではありません。ルールを守るべきです。
四日市で立て続けに発生した危険な違反
一方、場所は変わり、三重県四日市市では19日午後1時半過ぎ、さらに複数の交通違反を重ねるバイクが目撃されました。片側一車線の道路を走行していた目撃者は、まずイエローカットと猛スピードでの追い越しを目にしました。センターラインが追い越しのためのはみ出しが禁止されている黄色であるにもかかわらず、バイクは危険な追い越しを行ったのです。
四日市でイエローカットを行うバイク
当時の状況について、目撃者は「暴走バイクだった」と振り返っています。さらにその直後、バイクは前の車をも追い越すと、赤信号で停止することなく、そのまま信号を無視して交差点に進入していきました。
四日市で赤信号を無視して交差点に進入するバイク
しかも、このバイクは右折専用レーンから直進するという二重の違反行為を行っています。目撃者は「何を急いでいるのかなって感じ。違反をしてまで何かあったのかなと」と、その危険な行動に疑問を呈しています。また、「今後やめてほしいなと思うのと、事故しちゃうよって感じ」と、事故の危険性を指摘し、再発防止を強く願っています。
これらの事例は、日本の公道における一部の運転者による危険な運転行為と、それに対する規範意識の欠如を浮き彫りにしています。定員超過、ノーヘル走行、信号無視、追い越し禁止違反など、基本的な交通ルールを守らない行為は、自身の安全だけでなく、周囲の歩行者や他の車両の安全をも脅かすものです。公道は共有の場所であり、全ての利用者がルールとマナーを守る責任があります。関係当局による取り締まり強化や、運転者一人一人の安全意識向上が強く求められます。
引用元: 『イット!』(フジテレビ系列)2025年6月24日放送 / FNNプライムオンライン / Yahoo!ニュース