石丸伸二氏の政党「再生の道」、参院選公約発表会見で年齢誤表記を認める

前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)が代表を務める地域政党「再生の道」は、2025年7月1日に記者会見を開き、20日投開票が予定されている参議院選挙に向けた公約を発表しました。会見の終盤、記者の指摘に対し、石丸氏が表記の誤りを認め謝罪する一幕がありました。

会見には、石丸氏と今回の参院選に立候補を予定している10名が登壇しました。石丸氏は、「再生の道」が目指すのは「教育への投資を優先し、持続可能な社会を構築すること」であり、来る参院選を経て「国政政党の要件を満たすこと」を当面の目標と説明しました。「難しい勝負を挑んでいるのは百も承知です」とも述べ、挑戦的な姿勢を示しました。その後、立候補予定者一人ひとりが自己紹介を行いました。

「再生の道」が掲げる参院選公約

参院選に向けた主な公約として、「教育の質の向上と国民の能力向上」を掲げ、その実現に向けた3つの柱を具体的に説明しました。これには、(1)教育人材の強化、(2)教育内容の充実、(3)教育環境の整備が含まれます。教育分野への重点的な投資を通じて、日本の未来を担う人材育成と社会全体の底上げを図る方針が示されました。

会見終盤での年齢誤表記指摘

質疑応答が終盤に差し掛かった際、会場でスクリーンに映し出されていた立候補予定者10名のリストとそれぞれの年齢について、記者団の一人が東京選挙区から出馬予定の吉田あや氏の年齢表記に誤りがあるのではないかと指摘しました。

スクリーンには吉田氏の年齢が「30歳」と記載されていましたが、「再生の道」の公式サイトでは生年月日が1985年3月2日と記されており、これは数え年で「40歳」に該当します。この食い違いに関する指摘に対し、石丸氏はすぐさま誤りを認めました。

石丸氏の謝罪と訂正

記者の指摘を受けた石丸氏は、「大変申し訳ございません。おっしゃる通りです」と述べ、年齢の誤りを認め謝罪しました。続けて、「いや、申し訳ないです。数字の間違いは私の中で一番許されないんですけど、まさか大台を間違えるとは。ご指摘の通りです。40ですね」と訂正しました。

石丸伸二氏が「再生の道」参院選公約発表会見に登壇石丸伸二氏が「再生の道」参院選公約発表会見に登壇

この石丸氏の説明に対し、指摘を受けた吉田氏は微笑みながら頷いていました。質疑応答が全て終了し、集合写真の撮影に移る際、石丸氏は改めて記者団に対し、「すみません、手作り感が溢れる記者会見で。パワポも全部自分で作ってるんで、自分の責任です」と述べ、誤表記を含め会見準備における自身の責任に言及しました。

地域政党「再生の道」公式サイトに掲載された吉田あや氏の年齢地域政党「再生の道」公式サイトに掲載された吉田あや氏の年齢

まとめ

地域政党「再生の道」の参院選公約発表会見では、党の目標や教育政策を中心とした公約が説明されました。会見終盤には、立候補予定者の年齢表記に関する誤りが指摘され、石丸代表がこれを認め謝罪するという出来事がありました。この誤表記は、会見資料の準備段階での単純なミスであると石丸氏は説明し、自身の責任であると述べています。今回の会見を通じて、「再生の道」は国政政党化への意欲と、教育を重視する政策姿勢を明確にしましたが、細部における確認の甘さが露呈した形となりました。


参考文献

  • J-CASTニュース 2025年7月1日掲載記事「石丸伸二氏、立候補予定者の「年齢間違い」記者会見で謝罪 吉田あや氏めぐり記者指摘に「大変申し訳ございません。おっしゃる通りです」」