参政党の神谷宗幣代表は2日、日本記者クラブ主催の党首討論会で、党の強みに党員参加型の組織運営を挙げた。「党員は自分たちで考えた政策を実現しようと、街頭活動や選挙を自発的に行っている。こういう仕組みが参政党の強みで特徴だ」と強調した。
毎日新聞の佐藤千矢子論説委員が「右派に位置する人が多様化している。旧自民党支持者の右派の人が多党化し、日本保守党などが誕生している」と述べ、参政党の存在意義を尋ねたのに回答した。
令和2年4月に結党された参政党は国会議員5人、地方議員は150人超を抱えている。今年6月の都議選で議席0から3に積み上げるなど、報道各社の世論調査で支持率を急伸させている。
神谷氏は、党の活動は全国287の政党支部に支えられているとして、「名は体を表すが、参加型の政党にした」と指摘。「公認を出すときも党員投票を通らなければできない。党本部が推薦しても、党員がダメといえば、候補者になれないシステムを採用している」と語った。(奥原慎平)