元テレビ朝日社員の玉川徹氏が7日、コメンテーターを務めるテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。20日投開票の参院選を控え、各党が掲げる物価高対策について持論を展開した。
番組では、各党が掲げる「現金給付案」と「消費税減税」についてパネルで紹介。玉川氏は「バラマキという言葉なんですけど、対象を絞らなければバラマキと言われるんだと思う」とコメント。続けて「例えば給付にしても、物価が上がっている時には低所得の人ほどつらい。そういう人たちに対して『減税します』だとか『給付します』ということであれば、僕はバラマキではないと思う」とした上で、「今回は全ての党が『国民全員に対して減税する』とか『給付する』とか言っている。これはもうバラマキです」と断言した。
また国民に対しても「バラマキということに対して、我々有権者の感度が下がっている感じがすごくする」と印象を語り、「20年くらい前は国の財政に対して心配を持っている人が今よりずっと多かったと思う」と自身の取材体験を踏まえて発言。「安倍政権になっていろんな形で金融緩和をやって、あそこを経ても何も起こらなかったじゃないかということが背景にあるのかもしれないですけど。リスクに対する感度が下がっているんじゃないかと思う」と指摘していた。