トルコからの分離独立をめざして戦ってきたPKK=クルド労働者党が11日、武装解除を開始しました。
PKK=クルド労働者党は、トルコからの分離独立をめざして1984年から40年以上にわたって武装闘争を続けてきました。PKKのテロによる死者は4万人を超えるとされていて、トルコ政府や欧米諸国はPKKをテロ組織に指定しています。
地元メディアは、イラク北部のクルド人自治区で、30人のPKKメンバーがライフル銃などを大釜に投げ込んで焼却したと伝えています。ことし2月、クルド人活動家で収監中だった指導者オジャラン氏がPKKの武装解除と解散を呼びかけたあと、PKKは5月に武装闘争の終了と解散を宣言していました。
PKKは声明で「今後、民主的な手段で闘争するため、善意と決意の表れとして、武器を自主的に破壊する」としています。