「最も使えない」タレント議員は誰?国民500人が選んだ「ポンコツ」ランキング

7月20日投開票の参院選が迫る中、世良公則やラサール石井、北村晴男弁護士、元NHKアナの牛田茉友ら著名人の出馬表明が相次いでいる。一方で、既存のタレント議員に対しては、何かとトラブルや物議を醸すイメージがつきまとう。こうした背景から、現職タレント議員の中で「いちばんポンコツだと思う人」について、30代から60代の男女500人を対象にアンケートが実施された。国民の厳しい声が集まる中、最も多くの票を集め、ワースト1位となったのは、何かと話題に事欠かないあの議員だった。

参院選を前に話題のタレント議員たち(三原じゅん子、中条きよし、生稲晃子)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20250714-00037464-jprime-000-2-view.jpg)

高まる政治不信とタレント議員への批判

7月20日の参院選が近づいている。前哨戦と位置づけられた6月の東京都議会議員選挙では、自民党が過去最低の議席数に大敗を喫した。物価高が続く中で賃金は伸び悩み、政治資金問題もあいまいなままとなっている現状に対し、国民の政治不信は深まる一方だ。SNS上には政権に対する怒りの声があふれており、その批判の多くは、「客寄せパンダ」と揶揄されるタレント議員にも向けられている。今回実施されたアンケートは、こうした国民感情を映し出すものと言える。

「ポンコツだと思う」現職タレント議員トップ5

30代から60代の男女500人が選んだ「いちばんポンコツだと思う現職タレント議員」の悪名高きトップ5が明らかになった。

第5位:三原じゅん子議員への厳しい視線

第5位に挙げられたのは、自民党の三原じゅん子参議院議員だ。6月末には、国会開会中に美容クリニックを訪れていたことが週刊誌で報じられ、批判を浴びたばかりである。40代以上の有権者にとって彼女は「ツッパリ女優」の印象が強いかもしれないが、現在は内閣府特命担当大臣を務め、7兆円以上の予算が割り当てられたこども家庭庁のトップに君臨している。

国会議員となる前のアイドル時代の三原じゅん子氏と生稲晃子氏](https://www.jprime.jp/articles/-/37464?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related&page=4/images/000)

こども家庭庁トップへの批判

特に子育て世代からは、こども家庭庁のトップである三原氏に対し厳しい声が寄せられている。「無駄のかたまりでしかない、こども家庭庁を代表する存在。早く解体してほしい」(埼玉県・49歳・女性)といった意見や、「ただのお飾り。税金の無駄遣いばかりで、何ひとつ成果を出せていない」(福岡県・51歳・男性)と、成果に対する疑問や税金の使い道への不満が噴出している。

専門家が指摘する「実績」の壁

ジャーナリストの大谷昭宏氏は、三原氏とこども家庭庁について言及する。「2年前に鳴り物入りで発足したこども家庭庁ですが、相当額の予算をぶん取っておきながら、いまだにまったく実績をあげられていない。そのトップに対する国民の怒りはもっともです」。三原氏は2010年の参院選比例区で初当選以来、当選3回を重ねており、菅義偉元首相からの覚えもめでたいとされる。大谷氏は続けて、「イメージどおりの姉御肌で、意外にもほかの女性議員からは評判がいいと聞いています。国民に対し名誉挽回したいなら、まずはこども家庭庁をどうにかするしか道はないですね」と、今後の課題を指摘した。

結論:国民が求めるのは「成果」

今回のアンケート結果は、選挙を前にタレント議員に対する国民の厳しい目を改めて浮き彫りにした。特に、具体的な政策実行や成果が見られないことに対する不満が大きい。第5位の三原じゅん子氏への批判は、こども家庭庁という組織そのものへの評価と結びついており、多額の予算を投入しながら実績が不透明な現状への国民の怒りを示している。タレント議員に限らず、すべての政治家が国民の信頼を得るためには、「お飾り」ではなく、具体的な成果を示すことが不可欠となっている。

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