小泉進次郎農水相、「新聞は紙が好き」発言が波紋 – ペーパーレス推進との矛盾にSNSツッコミ

自民党の小泉進次郎農林水産大臣が2025年7月12日、参院選に向けた応援活動の移動中の様子を自身のX(旧Twitter)で公開し、インターネット上で注目を集めている。小泉農水相が「新聞は紙で読むのが好き」と投稿したことが、かつて環境大臣としてペーパーレス化を推進していた姿勢と矛盾するのではないかとして、様々な声が上がっている。

選挙活動中の習慣:移動中の新聞読書を公開

小泉氏は7月12日、飛行機内と思われる座席で新聞を手にしている自身の写真と共に、「選挙の時は移動中に新聞を読むのが日課」とXに投稿した。写真には、小泉氏が産経新聞を開き、窓の外を見つめる姿が捉えられている。座席の脇には経済紙やスポーツ紙など複数の新聞が山積みになっており、座席のポケットにも新聞や冊子が挟まっている様子が見て取れる。電子版が普及している現代において、あえて紙媒体を選ぶ理由について、小泉氏は投稿の中で「新聞は紙で読むのが好きなんだよなぁ…」と率直な気持ちを明かしている。この日常の一コマを切り取った投稿は、多くのユーザーの目に留まった。

参院選応援のため移動中の機内で、紙の新聞を手に窓の外を見る小泉進次郎農水大臣。座席脇には他の新聞も積まれている。参院選応援のため移動中の機内で、紙の新聞を手に窓の外を見る小泉進次郎農水大臣。座席脇には他の新聞も積まれている。

かつての「ペーパーレス化」推進との矛盾?

小泉氏の「新聞は紙」発言に対し、SNS上では意外な反応やツッコミが相次いだ。その背景には、彼が過去に環境大臣を務めていた時代に、強く「ペーパーレス化」を推進していたという経緯がある。当時、小泉氏は国会での議論や自身のSNS発信を通じて、行政のデジタル化と紙媒体の削減の重要性を訴えていた。2022年12月には、自身のインスタグラムで大量の書類の写真を公開し、「霞が関の各省庁から予算や政策資料が大量の紙とクリップで届きます。読まないものも多いのに…。届ける職員の労力+捨てる事務所側の労力+紙とクリップの無駄遣い」と述べ、紙の無駄遣いに対する苦言を呈していた。

SNSでの反応:ツッコミと論争

過去にペーパーレスを訴えていた人物が、移動中に大量の紙の新聞を読む習慣を公開し、「新聞は紙が好き」と述べたことに対し、SNSでは様々な意見が交わされた。批判的な声としては、「ペーパーレスを推しながら紙の新聞が好きと言い、大量の新聞を積んで読まずに視線は窓の外。ギャグだろ」「今時ネットで読めるでしょ。レジ袋より無駄ですよ」といった、過去の主張との矛盾を指摘し、皮肉るようなコメントが見られた。一方で、「新聞なんかよりお外観たい進次郎かわいい」「視線が文字通り上の空で、いつもギャグセン高いなと思う」といった、写真に写る小泉氏の様子そのものに対するユーモラスな反応もあった。さらに、写真に積まれた新聞が整然としており、「スポーツ新聞以外開いた形跡が無いのが少し気になる」「座席ポケットに移動されたスポーツ紙のみに開かれた跡がある」など、詳細な点に注目してツッコミを入れるユーザーも見られた。

まとめ

小泉進次郎農水大臣が参院選応援活動の移動中に紙の新聞を読む様子をXで公開し、「新聞は紙で読むのが好き」と投稿したことは、彼の過去のペーパーレス推進の主張との間で、インターネット上で様々な議論とツッコミを巻き起こした。彼の行動と発言、そして写真の詳細に対するSNSユーザーの多角的な反応は、現代における情報媒体のあり方や、政治家の発言と行動の一貫性に対する人々の関心の高さを改めて示す形となった。

参考文献

Source link