7月13日放送のトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)に俳優の藤木直人氏が出演。番組内で見せた一部の立ち居振る舞いが、視聴者の間で「大物しぐさ」として物議を醸しています。共演は磯村勇人氏、迫田孝也氏。世代の違う3氏がリラックスした雰囲気でトークを進める中、藤木氏の姿勢に注目が集まりました。
番組での共演と話題
今回の出演は、磯村氏が主演を務める7月開始の新ドラマ、そして藤木氏と迫田氏が出演する現在放送中のドラマ(いずれもフジテレビ系)に関連したものです。番組では、俳優としての台本の覚え方や下積み時代、さらにはプライベートな話題まで、幅広いテーマでトークが展開されました。世代が違う3氏でしたが、それぞれの経験や考えを語り合いながら、終始和やかな雰囲気に包まれていました。
『ボクらの時代』出演時の藤木直人。爽やかな笑顔を見せる俳優
視聴者が指摘した「大物しぐさ」
視聴者の間で特に注目されたのが、画面左端に座っていた藤木氏の姿勢です。番組冒頭から椅子の背もたれに深く寄りかかり、足を組んでトークに参加する場面が度々見られました。さらに、時折腕を組む様子も捉えられています。こうした一連の姿勢に対し、SNS上では「あの撮影態度はない」「姿勢が悪すぎて、話が入ってこない」「足組みながら話すのはちょっと…」といった批判的な声が散見され、「大物感」への違和感を指摘するコメントが多数投稿されました。
『ボクらの時代』放送中に姿勢について指摘を受けた藤木直人。番組での様子
ベテランとしての「余裕」か
一方で、こうした藤木氏の振る舞いには、芸歴30年となる藤木氏が長年培ったキャリアに裏打ちされた「余裕」が表れているとの見方もあります。1995年に俳優デビューし、現在52歳となる藤木氏は、共演した後輩である磯村氏や迫田氏に比べてはるかに先輩にあたります。番組内で磯村氏が撮影現場での悩みについて藤木氏に相談する場面もあり、先輩としてアドバイスを送る一幕も。ある芸能プロ関係者は、後輩との共演によるリラックスした空間に加え、ベテランとしての精神的な余裕が、自然な振る舞いとして出た可能性を指摘します。藤木氏自身も、最近のインタビューで仕事を楽しむ境地に達していることを示唆しており、このようなキャリアからくる「余裕」が、一部視聴者に「大物しぐさ」として異なる印象を与えてしまった可能性があります。
番組で見られた藤木氏の姿勢は、ベテラン俳優としての自然な振る舞いや余裕の表れとも解釈できます。しかし、結果として一部視聴者からの批判を招くこととなりました。後輩俳優にとっては学びのある楽しい収録であったとしても、テレビという公の場における立ち居振る舞いが、どのように受け止められるかは常に注視されるべき点と言えるでしょう。