20日の参院選で、自民党から比例代表に立候補していたプロダンサーの中田フィッシュ氏(39)の落選が確実となった。
前日19日にはインスタグラムを通じ「老若男女・国の壁も変える”コミュニケーション”」をテーマに投稿していた。
「たしかに、手取りを増やすことや経済力を高めることも大切です。非常に大切。しかし、それだけで国民一人ひとりの人生を守ることはできるでしょうか?お金に余裕ができれば、それでいじめや不登校に悩む子どもやその家族は救われるのでしょうか?人々の孤独を癒やし、自殺を踏みとどまらせることができるのでしょうか?」と投げかけた上で「お金で解決するものに向き合うと同時に、それだけでは守れないものに向き合うことが大事です」とつづった。
他にも「私が政策としてきた”すべての人の命と人生を守る居場所作り”に最も必要な要素とも言えます。ダンサーからの政治家への挑戦はこの政策上とても合理的だと私は思っています。どうか、私に国を動かすチャンスをください。よろしくお願い致します」などとつづっていた。
中田氏は大阪府出身で、お笑いコンビ、オリエンタルラジオの中田敦彦の弟。「FISHBOY(フィッシュボーイ)」の名称で活動しており、若い年代層の知名度は高い。ダンスのプロリーグ「Dリーグ」で活躍しており、兄らと結成したユニット「レディオフィッシュ」のメンバーとして、NHK紅白歌合戦に出場したこともある。