天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは1日夜、静養のため静岡県下田市の須崎御用邸に入られた。
ご一家は午後8時15分過ぎ、特別列車で伊豆急下田駅に到着された。天皇陛下は同日午後の国会開会式に出席されたため、2019年8月に同市内で静養された際と同様に、珍しい夜の到着となった。
両陛下と愛子さまは約30分にわたり、駅構内で出迎えた市民ら約100人に笑顔で言葉をかけた後、車で御用邸に向かわれた。
御用邸敷地内の海岸清掃などを行っている奉仕団体「須崎すいせんの会」に参加している同市の会社員女性(46)は、「両陛下から『7月30日の津波で被害はなかったですか』などと声をかけていただいた」と感激していた。
同市の松木正一郎市長は、「下田市には美しい自然が多い。両陛下と愛子さまには、すばらしい環境の中でリフレッシュしていただきたい」と述べた。