訪日中であるウクライナのゼレンスキー大統領の妻、オレナ夫人が6日、神戸学院大学(神戸市)を訪問し、同大の「ウクライナ研究世界連合」加盟の署名式に立ち会った。
ウクライナ研究世界連合は、ウクライナの言語や文化、歴史などの研究を手掛ける各国の学術機関の連合体で、オレナ夫人の主導で2024年10月に設立された。神戸学院大は日本で初の加盟となる。
海外の大学におけるウクライナ研究は、ロシア研究の視点の影響が強く、ロシア中心主義的なアプローチに陥るケースが多いとして、オレナ夫人が連合の立ち上げを進めた経緯がある。
神戸学院大は現在、5つのウクライナの大学と学術・交流協定を結んでいるほか、学内に在神戸ウクライナ名誉領事館が設置されるなど、ウクライナ研究が活発なことで知られる。(黒川信雄)