夏でも人気の編み物、「モバ編み」「編み会」…広がる“編み物の輪”。注目の編み物作家・もちだあかりさんが語る「新しい編み物のかたち」


【写真】「モバ編み」「編み会」…。広がる“編み物の輪”

今回は、Z世代にも広がりを見せる「モバ編み」と「編み会」の魅力、そして話題の編み物カフェの様子についてご紹介します。ひとりで、誰かと、どこでも自由に楽しめるーー、そんな今どきの編み物の世界を、もちださんの視点でご案内します。

■カフェや公園でも! 「モバ編み」という自由

 かつて編み物といえば、“家でひとりで静かに楽しむ趣味”というイメージがありました。けれども最近は、もっと自由に、もっと軽やかに編み物を楽しむ人が増えてきていると感じています。

 その広がりを象徴するのが、「モバ編み」という言葉です。「モバイル」+「編み物」を組み合わせた造語で、すき間時間を使って、どこでも編み物を楽しむライフスタイルを指します。

 もともと日常的に道具を持ち歩いていた方もいたかもしれませんが、SNSの普及とともに「#モバ編み」「#編み物ピクニック」といったハッシュタグが生まれ、若い世代を中心に広がっています。

 春には公園で、夏は冷房の効いたカフェで、秋には風が気持ちいいベランダやテラスで……。季節や気分に合わせて編む場所を変えるのもモバ編みの楽しさのひとつです。



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