ネタニヤフ氏、豪首相への攻撃強める ユダヤ人団体は自制要請


[シドニー 21日 ロイター] – イスラエルのネタニヤフ首相は21日、オーストラリア政府によるパレスチナ国家承認の決定を巡り、アルバニージー豪首相の政治的経歴は永遠に傷ついたと述べ、同氏への個人攻撃を一段と強めた。スカイニュース・オーストラリアが同日放送予定のインタビューの内容を一部公表した。

ネタニヤフ氏は「(パレスチナ自治区ガザのイスラム組織)ハマスというテロリストの怪物を前に見せた弱さによって、アルバニージー氏の経歴は永遠に傷ついた」と語った。

ネタニヤフ氏は今週、アルバニージー氏を「イスラエルを裏切り、オーストラリアのユダヤ人を見捨てた弱い政治家」と批判している。

これを受けオーストラリアのユダヤ人団体が20日、両首脳に宛てた書簡で、公の場での応酬ではなく外交を通じて相違点を議論するよう促したばかりだった。

書簡は「最近の『言葉の戦い』に深い失望と懸念を表明する」とし、「公に発言する必要がある場合は、国家指導者にふさわしい、慎重で礼儀正しい言葉を用いるべきだ。オーストラリアとイスラエルは成熟した民主主義であり、政府はそれにふさわしく行動する必要がある」とくぎを刺した。



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