日本、新たな台風接近で広範囲に大雨警戒!その後は猛暑と局地的な雷雨に注意

日本列島は、これから大きく天気が変化する見込みです。明日4日から5日にかけて、新たに発生する台風の影響で広範囲にわたり雨が降り、特に九州から関東にかけての太平洋沿岸地域では大雨となる恐れがあります。その後は一転して日差しが戻り、猛暑が再来する一方で、大気の状態が不安定になり局地的な雨雲や雷雲が発達するでしょう。最新の気象情報に常に注意を払い、早めの対策を心掛けることが重要です。

新たな台風の発生と今後の進路予測

本日3日午後3時現在、沖縄の南大東島の南南東には熱帯低気圧が存在しており、現在北上を続けています。この熱帯低気圧は間もなく台風へと発達すると予測されています。この新たな台風は、明日4日には九州地方に接近し、その後5日にかけて東寄りに進路を変える見込みです。西日本から東日本にかけて、広範囲での影響が懸念されます。

沖縄の南にある熱帯低気圧が台風へと発達し日本へ北上する様子沖縄の南にある熱帯低気圧が台風へと発達し日本へ北上する様子

4日~5日:太平洋側を中心に大雨、災害リスク高まる

4日から5日にかけては、発生する台風本体やその周辺の湿った空気、さらに本州付近に停滞する前線の影響が複合的に作用し、広い地域で雨が降るでしょう。特に、九州から近畿地方の太平洋側、そして東海、関東地方では雨脚が非常に強まり、場所によっては滝のように激しい降り方となる恐れがあります。これにより、道路が短時間で冠水したり、交通機関に大きな乱れが生じる可能性があります。

また、同じ地域に活発な雨雲が長時間居座り続けることで、土砂崩れや河川の氾濫といった重大な災害が発生する危険性が高まります。居住地のハザードマップを確認し、最新の気象情報や地方自治体からの避難に関する情報に細心の注意を払いつつ、安全を最優先に行動することが求められます。

4日から5日にかけて太平洋側を中心に大雨が予想される地域の降水量マップ4日から5日にかけて太平洋側を中心に大雨が予想される地域の降水量マップ

6日以降の天気:猛暑の再来と不安定な大気

台風が通過した後の6日から8日にかけては、各地で再び強い日差しと厳しい暑さが戻るでしょう。九州から東海地方を中心に猛暑日地点がさらに増加し、関東地方の内陸部でも一部で猛暑日となる所がありそうです。気温の上昇に加え、湿った空気の影響で大気の状態は非常に不安定になり、局地的に雷雨が発生する可能性があります。

9日から10日には、気圧の谷の影響を受け、さらに雨雲が発達しやすくなる見込みです。雨の降る時間は比較的短時間にとどまる傾向ですが、雷を伴って雨脚が急激に強まる可能性があります。局地的な激しい雨には引き続き警戒が必要です。この期間は雨の降る地域が増えるため、全体的な気温上昇は少し抑えられるかもしれませんが、西日本を中心に厳しい残暑が続くことが予想されます。熱中症対策を怠らず、体調管理に留意してください。

台風通過後の6日以降、日本各地で猛暑と局地的な雷雨が予想される天気図台風通過後の6日以降、日本各地で猛暑と局地的な雷雨が予想される天気図

日本気象協会 本社 戸田 よしか


参考情報:

  • tenki.jp (日本気象協会)