プロ野球・阪神タイガースの2年ぶりのリーグ優勝が決まった7日夜、大阪・ミナミの道頓堀川では、試合終了から1時間半が過ぎても川に飛び込むファンが相次ぎ、混乱が続いた。いずれも警察官が制止する中での行為で、「飛び込みなどの行為はやめてください」との警告を繰り返した。大阪府警によると、午後10時時点で計19人が川に飛び込んだという。
【別カット】警察官が自制を求める中… 歓喜で道頓堀川に飛び込むファンら
午後10時40分過ぎには、道頓堀川の北側から青い法被を着た男性がダイブ。背泳ぎで南側へ移動しようとして半分を過ぎたところで溺れかけ、警察官2人から救助用の赤い浮き輪が投げ込まれた。男性は浮き輪をつかみ、警察官の手を借りながら南側の川沿いに引き上げられた。周辺にいたファンはメガホンで「頑張れ、頑張れ」と応援し、警察官が男性を引き上げると拍手が上がった。
さらに道頓堀川では、10時50分過ぎに男性2人が連続して飛び込み、午後11時前にも外国人男性、全身緑タイツを着た「河童姿」の男性が相次いでダイブ。岸から「河童」コールが響く中、河童の姿のもう一人も11時過ぎに川に飛び込むと、先にダイブした河童姿の男性が再び飛び込み、警察官が対応に追われた。