全日本プロレス所属の若手プロレスラー、長尾一大心(ながお・たいしん)選手が、巡業バスとの接触事故による外傷性ショックのため、9月7日に入院先の病院で死去したことが同日、発表されました。享年21歳でした。長尾選手は5月31日の事故以来、集中治療室で懸命な治療を受けていましたが、その甲斐なく帰らぬ人となりました。
全日本プロレス所属、急逝したプロレスラー長尾一大心選手
痛ましい事故と懸命な治療
長尾一大心選手は、5月31日に巡業バスと接触する事故に遭い、腹部圧迫による外傷性ショックという重篤な状態に陥りました。以来、予断を許さない状況の中で集中治療室にて治療が続けられていました。全日本プロレスは公式サイトを通じて、「弊社所属選手 長尾一大心は5月31日に巡業バスと接触し、腹部圧迫による外傷性ショックのため、集中治療室で治療を続けて参りましたが、入院先の病院で本日9月7日に永眠(享年21歳)いたしました」と発表し、その悲報を伝えました。
死因に関しては、現在、警察に遺体を預けて調査を進めている段階であり、詳細が分かり次第改めて報告される予定です。この突然の訃報は、プロレス界全体、そして多くのファンに深い悲しみと衝撃を与えています。
短くも輝かしいプロレスラーとしての足跡
長尾一大心選手は2003年9月13日生まれ、北海道釧路市出身。2023年12月に全日本プロレスの入門テストに合格し、翌2024年4月1日に入門しました。同年10月にはプロレスの聖地、東京・後楽園ホールで華々しいデビューを飾ったばかりの、将来を嘱望された若手プロレスラーでした。その短いキャリアの中で、彼が見せた情熱と才能は多くの人々に感動を与え、今後の活躍が大いに期待されていただけに、今回の死去はあまりにも早すぎる旅立ちとなりました。
深き哀悼と感謝
全日本プロレスは、長尾一大心選手へのこれまでの多大なる支援と声援に対し、感謝の意を表明するとともに、関係者各位への突然の知らせとなったことについて深くお詫びしています。そして、「長尾一大心選手のご冥福を深くお祈り申し上げます」と追悼のメッセージを寄せました。今後の葬儀等については、ご両親と相談の上、改めてお知らせするとのことです。長尾一大心選手のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
参考文献
- よろず~ニュース. (2025年9月7日). 長尾一大心さん、21歳で急逝 全日本プロレスが発表 5月巡業バスと接触、集中治療室で治療も. https://news.yahoo.co.jp/articles/1e8d1e5a3b9e27abcc9f1e2405583815b9c53e0a
- オールジャパン・プロレスリング株式会社. (2025年9月7日). 【訃報】長尾一大心選手 逝去に関するお知らせ. (※上記ニュース記事内の全文引用に基づく)