LUNA SEAドラマー真矢、脳腫瘍と大腸がんステージ4を公表:多岐にわたる闘病生活を語る

ロックバンド「LUNA SEA」のドラマー真矢氏(55歳)が、先日自身のSNSを通じて脳腫瘍を患っていること、そして2020年には既に大腸がんステージ4と診断されていた事実を公表し、ファンに大きな衝撃を与えました。長年にわたる病との壮絶な闘いが明らかになり、その道のりについて詳細が語られています。

真矢の闘病生活:大腸がんステージ4からの道のり

真矢氏は2020年に大腸がんのステージ4と診断されました。この厳しい現実にもかかわらず、彼は音楽活動を継続。診断後もライブやツアー中に7回もの手術を受け、抗がん剤治療と放射線療法を並行して行いながらステージに立ち続けました。その不屈の精神は多くのファンに感動を与え続けています。

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新たな診断:脳腫瘍の発見とその経緯

最近になって、真矢氏は激しいめまいに襲われ、立つことが困難になる事態に陥りました。この症状を受け、脳神経外科を受診しMRI(磁気共鳴画像)検査を行った結果、右側頭部に新たな腫瘍が発見され、脳腫瘍と診断されました。これは大腸がんに続く、新たな病との闘いの始まりを意味します。

脳腫瘍とは?専門家による解説

近畿大学医学部脳神経外科学教室の奥田武司講師によると、脳腫瘍とは頭蓋骨の内側に発生する新生物の総称で、約150種類にも分類され、大きくは良性と悪性に分けられます。真矢氏のケースに直接該当するかは不明ですが、他の部位で発生した悪性腫瘍(がん)が脳に転移することも十分にあり得るとのこと。特に大腸がんからの脳転移も報告されています。

治療法としては、腫瘍の場所や大きさ、性質によって外科手術、放射線治療、薬物療法が選択されます。薬物療法は効果が出にくいことが多く、多くの場合、手術と放射線治療が主体となります。真矢氏は大腸がんで既に多くの手術を受けていますが、それが脳腫瘍の治療法を直接的に限定することはないとされています。今回の真矢氏が放射線治療を選択した理由としては、脳腫瘍が比較的小さかった可能性も大いに考えられると奥田講師は述べています。

まとめ

真矢氏の長きにわたる病との闘い、特に大腸がんステージ4からの一連の治療、そして今回新たに発覚した脳腫瘍という困難な状況は、多くの人々に勇気と希望を与えることでしょう。彼の回復と今後の活動を心から願うとともに、病気に関する正確な情報提供が重要であることを改めて認識させられます。

参考文献