アンジェリーナ・ジョリーと元夫ビリー・ボブ・ソーントン、「血のネックレス」の真相を語る

アンジェリーナ・ジョリーの元夫として知られ、『スリング・ブレイド』や『アルマゲドン』などの映画で活躍した俳優ビリー・ボブ・ソーントン(70歳)が、かつての妻との思い出、特に世間を騒がせた「血のネックレス」の噂について初めて言及しました。彼らの結婚生活は短期間でしたが、その独特なエピソードは長く語り継がれてきました。

「血のネックレス」の噂の真相とは

アンジェリーナ・ジョリーとビリー・ボブ・ソーントンは、1999年の映画『狂っちゃいないぜ』での共演をきっかけに、2000年にラスベガスで結婚しました。しかし、彼らの結婚生活は約2年で終わりを告げ、2003年には離婚しています。この期間、二人がお互いの血を入れた小瓶を身につけていたという噂が世間を大きく賑わせました。

先日、『Rolling Stone』のインタビューに応じたビリーは、この噂について次のように語っています。「私たちはそれぞれ、小さなロケットに一滴の血を入れていただけなんだ。それはちょっとしたロマンチックなアイデアで、それ以上でも以下でもない」。しかし、話が広まるにつれて、いつの間にか二人は「吸血鬼夫婦」のように見なされ、「地下牢に住んで互いの血を飲み合っている」といった誤解まで生じてしまったといいます。

さらに、『Esquire』でのインタビューでは、血の入った小瓶のネックレスの話が大げさに誇張された経緯を明らかにしています。ビリーによると、当時二人は長い間離れて過ごすことが多く、アンジェリーナのアイデアで、お守りのように小さなロケットの内側に血を塗っただけのものでした。しかし、マスコミはその意図を受け止めず、話は雪だるま式に膨らみ、最終的には「首に1リットルもの血を下げている」というような、現実離れした話にまで発展してしまったとのことです。

アンジェリーナ・ジョリーとビリー・ボブ・ソーントン、かつてのカップル姿アンジェリーナ・ジョリーとビリー・ボブ・ソーントン、かつてのカップル姿

離婚後の関係とそれぞれの道

当時、二人の関係は世間から強い注目を浴びていましたが、ビリーは『Rolling Stone』に対し、アンジェリーナとは円満に別れたと語っています。「もちろん、アンジェリーナと過ごした時間は最高だった。人生でもっとも素晴らしい時間の一つだったよ。彼女は今でもとても親しい友人の一人だし、この別れは大人の別れだった。単純に、生活スタイルがあまりにも違ったから別れただけなんだ」。

また、アンジェリーナはかつて二の腕のドラゴンのタトゥーの上にビリーの名前を刻んでいましたが、2003年の離婚後、彼に捧げたタトゥーを除去し、現在は別のタトゥーを入れています。

ビリー・ボブ・ソーントンが語った「血のネックレス」の真相は、メディアによって誇張されたロマンチックなジェスチャーであったことが明らかになりました。アンジェリーナ・ジョリーとの関係は過去のものとなりましたが、彼らの間には今もなお友好的な関係が続いているようです。