国分太一の現状に武道家・大和龍門氏が激白:「日テレに捨てられたんだ」と奮慨

かつて国民的アイドルグループ「TOKIO」のメンバーとして活躍し、バラエティー番組『ガチンコ!』(TBS系)で司会を務めた国分太一氏が、日本テレビからの番組降板、無期限の芸能活動休止を発表しました。これに対し、『ガチンコ!』で国分氏と共演した武道家・大和龍門氏(69)が「国分さん、なにすがってんだ。あなたは日テレに捨てられたんだよ」と憤りを隠せない心境を吐露しました。大和氏の鋭い眼差しは22年前と変わらず、今回の「TOKIO」解散、31年間の歴史に幕を閉じた一連の事態について、忖度なしで国分氏への想いを語っています。

1999年から2003年にかけて放送された『ガチンコ!』は、不良少年をプロボクサーに育成する「ガチンコ・ファイトクラブ」や、若き日の山里亮太氏やナイツが参加した「ガチンコ・漫才道」など、数々の人気企画を生み出しました。特に異彩を放ったのが、不良や問題児が短期間で大学入学資格検定や大学合格を目指す「大検ハイスクール」や「BE-BOP予備校」といった教育企画でした。

『ガチンコ!』が生んだ熱狂と波紋:武道家・大和龍門氏の型破りな指導

これらの企画で講師を務めた大和氏は、「TOKIO」のメンバーが見守る中、血気盛んな若者の髪を掴んで投げ飛ばすなど、型破りな指導を通して人生の厳しさを教え続けました。その指導方法は「教育上不適切」としてPTAから抗議が殺到したこともあり、「ホームラン級のバカだな」といった名フレーズとともに番組を盛り上げました。しかし、こうした過激な内容が後のコンプライアンス問題の遠因ともなり、22年後の今日、日本テレビによる国分氏の番組降板、そして「TOKIO」の解散へと繋がったのです。

『ガチンコ!』で共演した武道家、大和龍門氏の厳しい眼差し『ガチンコ!』で共演した武道家、大和龍門氏の厳しい眼差し

国分太一の番組降板とTOKIO解散、そして大和氏の憤り

NEWSポストセブンの取材に対し、大和氏は国分氏の記者会見について「あの日の会見を見て、最初は誰が話しているのかわからなかった」「話を聞いていても何をやったのか、何が問題だったのか、全然わからないんだよ」と、その内容に疑問を呈しました。国分氏が家族に謝罪したことに対しても、「俺的にはやっぱりTOKIOとして”ファンに申し訳ない”だよ。だってスターなんだから。会見でいくら神妙な顔をしたって納得しない。俺たちは神妙じゃなくて真剣な顔が欲しいんですよ」と、ファンへの謝罪が最優先であるべきだと強調しました。国分氏が会見で日本テレビと「答え合わせをさせてほしい」と涙ながらに語ったことに対しても、大和氏の意見は厳しさを増します。

「日テレにすがっている場合ではない」大和氏が訴える厳しさ

大和氏は、「弁護士を連れてきて、日テレとやり合うとかじゃないと思うよ。これはヒドい言い方に聞こえるかもしれないけど、国分さんは日テレに捨てられたんだから、いつまでもすがってんじゃねえよって」と、日本テレビに見切りをつけるべきだと強く主張しました。現在の状況で日本テレビに戻ったとしても仕事はやりづらく、たとえ金が稼げたとしても、年齢を重ねる中で「気分がいいか悪いかというのが大事だから」と、精神的な充実が重要であると説いています。大和氏が「TOKIO」のメンバーと出会ったのは、彼らがまだ20代の頃でした。「『TOKIO』は誰もが知っていて、全国に愛されていた。もったいないよ」と、当時の彼らの輝きと今回の解散への無念さを滲ませています。

「すべてを失った」発言への叱咤と新たな出発への提言

国分氏が会見で「数日間ですべてを失った」と発言したことに対し、大和氏は「ふざけんじゃねえよ。世間ですべてを失った一般人からすれば、ゼロじゃねえよ。命があるし、イチからスタートできる。国分さん、みっともないよ」と厳しく叱咤しました。そして、「日テレに見切りをつけて、”スパッ!”といけよと思うよ。切り口はきれいなほうがよくて、今みたいにのこぎりでギコギコやってたら、いつか繋がるものも繋がらなくなるよ」と、過去に囚われず、自らの意思で新たな道を切り開くことの重要性を訴え、国分氏が悔しさを滲ませながらも前向きな一歩を踏み出すことを願っています。

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