競技場や客席にロボット 東京五輪に向け、人間との共生進む

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 令和2年は東京五輪・パラリンピックを機に、人をサポートするロボットの進化に注目が集まりそうだ。

 昨年11月、東京都内の学校。身長約70センチの五輪マスコット「ミライトワ」は、中学生に笑顔を向けられると目にハートマークを出して喜び、「レッツダンス!」の掛け声で東京パラリンピックのマスコット「ソメイティ」は、腕を振って楽しげに踊り出した。

 「東京2020ロボットプロジェクト」としてトヨタ自動車が大会組織委員会とともに開発したこのマスコットロボは、人の表情などから感情にも応えて“おもてなし”するのが特徴だ。

 遠隔地にいる選手が握手した握力などが、別のロボを通じて伝わってきたり、腕を持って動かすと別のロボが同じ動作をしたり-といった遠隔同期機能も目玉。競技場に来ることができない子供との交流への活用などを検討中だ。

 観客誘導や荷物運搬などを行うサポートロボ「HSR」は、メーン会場の国立競技場(東京都新宿区)での一部の車いす席で活躍。競技中にやりや砲丸を自動運搬してスタッフを手助けするロボもいる。


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 選手村(東京都中央区)では、トヨタの自動運転電気自動車(EV)「eパレット」が巡回し、選手や大会関係者の移動を助ける。

 実はロボと車業界の関わりは深く、普及の契機は1960年代、米国の自動車工場への導入とされる。トヨタも産業用から取り入れたが平成12年、人と共生して社会で役立つことを目的とした「パートナーロボット」の開発に着手。18年の愛知万博ではトランペットを指で演奏するロボ楽団が注目を集め、29年には手のひらサイズの家庭でのおしゃべり相手「KIROBO mini」を発売するなど、共生の観点から力を入れてきた。

 少子高齢化を背景に近年では、介護や医療での患者サポートを行うロボットも開発している。人とロボの共生は、令和で一層の進化が期待される。

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