れいわ新選組の舩後靖彦参院議員(67)は17日、国会内で会見を開き、次期参院選に出馬しない意向を明らかにした。舩後氏は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者で当選1回。年齢と体力を考え、政界から引退するという。
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舩後氏は会見で、議員活動を振り返り「就任してハード面、ソフト面で国会内のバリアフリーが進んだ。のちに重度障害のある議員が就任した際の道筋になったと自負している」と述べた。
一方で、国会議員の働き方について「議員は超人的に健康で、元気な人ばかり。『そういうもの』という固定観念がある」と指摘。「元気で動けなければ役に立たないという優生思想につながる。ごく一部の強い男性しか活動できないのは、国権の最高機関の姿として健全とは思わない」と批判した。
朝日新聞社