元衆院議員で自民党東京都連最高顧問の石原伸晃氏(68)が23日、BS日テレ「深層NEWS」(月~木曜後6・58)に出演し、夏の参院選に出馬せず政界を引退すると表明した。
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石原氏は参院選で東京選挙区からの出馬を模索していたが断念。「36年間、政治活動を続けてきたがいい潮時だなと考えまして、一線からは退いて外から政治を見ていこうと決めました」と説明した。参院選だけでなく「他の選挙も出ません」と断言した。
同局の右松健太キャスターが「政界を引退されるということ?」と確認すると、「引退というか…まだ元気なので国を思う気持ちは変わらない。憂える事態が、イランとアメリカの話みたいにたくさんある。こういうことに対して意見を述べていこうと」と言葉を濁しつつも「もう選挙は出ません」と繰り返した。
読売新聞編集委員の飯塚恵子氏が「自民党に見切りをつけるという考え?」と質問すると、「そういうことはないんですけども…今の政権の行っていること、東京都連の行っていることはちょっとひどい!そういうことの積み重ねが有権者からそっぽを向かれたんだと思います」と前日の東京都議選の大敗に言及。
現在の自民党について聞かれると「自民党ですか?本当のこと言えばいいのになと思いますよ。だっておかしいですよ。不記載の問題があったらバッジ付けてるやつがテレビに出て話せばいいのに、ドタキャンするから私が代わりに出てメディアからボコボコにね。現職が出てきて堂々と言えばいいじゃない」とぶちまけ、「コロコロ変わるでしょ、説明が。あれじゃ有権者は信用しない」と切って捨てた。