国民民主党の玉木雄一郎代表は24日の記者会見で、3月の埼玉県入間市議選で党公認として立候補しトップ当選した益田英主氏について、市選挙管理委員会が水道の使用状況などを調査したところ居住実態がなく当選無効と決定したことに関して「異議を申し立てているので推移を見守りたい」と述べた。また「県連での選定プロセスなども確認したい」と話し、党として調査する意向を示した。
玉木氏は、党県連から報告を受けていると説明。公認決定時に党として益田氏の居住実態を確認したかについては「当然確認している。本人とやりとりをし、居住実態があるとして公認した。水道メーターまでは確認していない」と述べた。
市選管によると、益田氏は昨年11月に転入届を市に提出し、市議選に出馬した。別の市議からの申し立てを受けて、市選管が益田氏の水道の使用状況などを調査したところ、立候補の要件として公職選挙法が定める「市内での3カ月以上の居住」の実態がないと判断した。
国民民主は「選挙を政治家の就職活動にしない」ことを理念に掲げている。【遠藤修平】