ロシア、リチウム鉱床地域を制圧 ウクライナに大きな打撃も


 ロシア国防省は6月26日、鉱床付近にある同州シェフチェンコを制圧したと発表。ウクライナ政府は特段の反応をしていない。

 リチウムは電気自動車(EV)のバッテリーに使用され、近年の世界生産量は年々増加。ウクライナでは4カ所の鉱床が確認されているが採掘は始まっていない。

 ロシアが地域を完全に掌握し採掘を始めれば、ウクライナはすでに制圧されている南部の1カ所と合わせ2カ所の鉱床を失うことになり、残りは中部の2カ所となる。

 フランス紙フィガロによると、ロシアのウクライナ侵攻開始直前の2022年2月、ウクライナ国立アカデミーの研究者ワシレンコ氏らは、ウクライナのリチウム埋蔵量を50万トンと推計し「世界有数の生産国となる可能性がある」と指摘していた。



Source link