参議院選挙が3日、公示された。国民民主党から東京選挙区に立候補した元NHKアナウンサーの牛田茉友氏は、同党の玉木雄一郎代表らとともに東京・新橋駅SL広場で第一声を上げた。
今年4月に同局を退職。国民民主党に入党した経緯について、昨年の衆議院選挙で自民党の政治とカネ問題が世間を騒がせていた中で「国民民主党は一貫して手取りを増やす政策を訴え続けていた。皆さんの生活に今何が必なのか。給料が上がる経済を作ることが必要なんだと。そういった強いメッセージが伝わってきました」と説明。「何かと分断されがちな今の世の中で必要なのは、国民の暮らしにしっかりと向き合うこと。国民民主党の政策本位の姿勢に共感をして、今ここに立っています」と話した。
NHKで15年以上、アナウンサーとしてニュースを伝えてきた中で「児童虐待のニュース。子供のいじめの問題。伝えることで少しだけ社会は変わったけれど、本当の意味での課題解決になっているんだろうかという思いがありました」と振り返った牛田氏。「現実を変えようと一生懸命もがいている人の思いに触れて、本当の意味の課題解決をするために政治の道を志しました」と続けた。
「手取りを増やす。笑顔を増やす」をキャッチコピーに「国民民主党は手取りを増やす政策が注目されがちですが、発達障害の支援拡充と孤立対策にも力を入れていきたい」と訴えた。