秋篠宮家の次女・佳子さま(30)がブラジルへの公式訪問を終えた。
国交樹立130年を記念した訪問で現地での注目度も高く、訪れる先々で熱烈な歓迎を受けたが、思わぬ“被害”も発生した。現地時間6月9日、ブラジルの国内線フライトで移動中に佳子さまの寝顔を乗客が“盗撮”してX(旧ツイッター)に投稿したのだ。
「この日は1日で4か所を移動する過密な日程。しかもエコノミークラスしかないローカル線で、ついウトウトとされた様子が撮影されました」(宮内庁担当記者)
宮内庁は6月13日の定例会見で「私的な動静を許可なく撮影するのは好ましいことではない」と苦言を呈したが、関係者を困惑させたのは“寝顔動画”だけではなかった。
現地の大手通信社「Agencia Brasil」が佳子さまに関する「学歴デマ」を報じたのだ。
「誤った報道が行なわれた理由は、承知しておりません」
「佳子さまを紹介する記事の中で『大学院で心理学の学位を取得した』との内容が掲載されました。佳子さまの最終学歴は国際基督教大学(ICU)教養学部卒なので記事は明確な誤りです」(同前)
同通信社はブラジル政府が運営する国営メディア。政治からスポーツまで幅広い報道網を持ち、現地での影響力は小さくない。
「姉の眞子さまが英国の大学院に行って博士号を取得したのに対し、佳子さまは大卒で公務に励む道を選んだ。学習院からICUに編入したことも含めて、『学歴』は佳子さまにとって繊細な問題。間違って伝えられるのは本意ではないでしょう」(皇室ジャーナリスト)
この現地報道について宮内庁に聞くと、次のような回答だった。
「誤った報道が行なわれた理由は、承知しておりません。全ての報道に対し一つ一つ対応していくことは、事実上極めて困難な面があり、この度の報道につき、訂正は求めていません。
(佳子さまの)ご経歴の共有はしておりません。なお、宮内庁公式ウェブサイトにご略歴が記載されており、報道機関から宮内庁に照会があれば、そちらを参照するようお伝えしています」(総務課報道室)
予期せぬトラブルの多いブラジル訪問だったようだ。