〈《参院選情勢予測》石破茂自民党はどこまで議席を減らすのか 担当デスクが語る「自民離れの受け皿」〉 から続く
7月20日に投開票を迎える参議院議員選挙。候補者が32人も乱立するのは、東京選挙区。補欠1枠を含む7枠を争う激戦区だ(補欠分の7位当選者は任期が3年となる)。
今回、「週刊文春」では政治広報システム研究所代表の久保田正志氏とともに、全選挙区の情勢分析を実施した。「参院選完全予測」の記事を担当したKデスクはこう語る。
「東京は女性候補者たちの戦いというのが1つ注目ポイントになるのかなと思います。立憲民主党現職の塩村文夏氏、共産党現職の吉良佳子氏、国民民主党新人で元NHKアナウンサーの牛田茉友氏、再生の道から吉田綾氏、参政党のさや氏、国民民主から公認を取り消され無所属で出馬する山尾志桜里氏などが出馬しています」
党内でアイドル的人気を誇る候補から党を追い出された話題の候補までタレント揃いだが、男性候補も知名度の高い人物が多い。
元スポーツ庁長官の鈴木大地も立候補
元厚生労働大臣の自民・武見敬三氏が6期目を目指す一方、立憲からは現職で元RAG FAIRのボイスパーカッション・奥村政佳氏が塩村氏と2人合わせての2期目当選を狙う。そして維新からは元職として音喜多駿が議席奪還を目指している。
国民民主党や参政党の話題にかすみがちだが、元スポーツ庁長官の鈴木大地も自民党公認の新人として立候補している。
熾烈な争いが繰り広げられる選挙区だが、優勢の予測がされているのが、共産の吉良氏。自民、立憲、国民民主が候補者を2人擁立し、2議席を狙う“強欲ぶり”を見せてお互いの票を奪い合う中、吉良氏は安定の戦いとなっている。
では他の候補者はどうなるのか。そして全国の選挙区の結果は? 各政党の獲得議席は? 注目の 「完全予測」の結果 と Kデスクが解説する参院選の動画 は、「週刊文春 電子版」でチェックすることができる。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年7月10日号