台風5号、14日(月)昼に関東最接近 交通機関に影響も 厳重警戒を

台風5号は発達しながら小笠原諸島付近を進んでおり、14日(月)にかけて伊豆諸島から関東地方に接近する見込みです。特に14日(月)昼頃には関東に最も近づき、広い範囲で強い雨や風、高い波が予想されています。交通機関にも影響が出る可能性があるため、最新情報に注意が必要です。

進路と最接近のタイミング

台風5号は現在、小笠原諸島付近を北上しており、勢力を強めながら進んでいます。14日(月)には伊豆諸島から関東地方へとさらに接近し、同日昼頃には関東の東の海上で最も接近する見込みです。

交通機関への影響

台風の接近により、14日(月)午後は関東地方で風速25メートル以上の暴風となる可能性があります。このため、関東地方の交通機関は、遅延や運休など運行に影響が出るおそれがあります。利用予定の方は最新の運行情報をご確認ください。

強い風に注意

台風の周辺では海上を中心に非常に強い風が吹くでしょう。14日(月)に予想される最大風速(最大瞬間風速)は以下の通りです。

  • 関東地方の海上: 25メートル (最大瞬間風速 35メートル)
  • 伊豆諸島: 18メートル (最大瞬間風速 25メートル)
  • 小笠原諸島: 15メートル (最大瞬間風速 25メートル)
  • 関東地方の陸上: 18メートル (最大瞬間風速 25メートル)

特に沿岸部では猛烈な風が吹く可能性があるため、屋外での活動は控えるなど警戒が必要です。

高波に警戒

台風の接近に伴い、海上はうねりを伴い、大しけとなる見込みです。14日(月)に予想される波の高さは以下の通りです。

  • 関東地方: 6メートル(うねりを伴う)
  • 伊豆諸島: 5メートル(うねりを伴う)
  • 小笠原諸島: 4メートル(うねりを伴う)

台風の動きが遅いため、関東地方や東北地方の沿岸では、台風が離れても波が高い状態が続くでしょう。海水浴やマリンレジャーは絶対に控えてください。

大雨と雷に注意

台風に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定になります。雷を伴った激しい雨が降る所があるでしょう。

  • 小笠原諸島: 14日(月)夜遅くにかけて
  • 関東甲信地方: 14日(月)朝から夜遅くにかけて

台風の進路や発達によっては、警報級の大雨となる可能性もあります。予想される降水量は以下の通りです。

  • 14日(月)に予想される1時間降水量(多い所):
    • 関東地方北部: 40ミリ
    • 関東地方南部: 30ミリ
    • 甲信地方: 40ミリ
    • 伊豆諸島: 30ミリ
    • 小笠原諸島: 30ミリ
  • 13日(日)18時から14日(月)18時までに予想される24時間降水量(多い所):
    • 関東地方北部: 100ミリ
    • 関東地方南部: 80ミリ
    • 甲信地方: 60ミリ
    • 伊豆諸島: 80ミリ
    • 小笠原諸島: 120ミリ

特に低い土地での浸水や河川の増水、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

台風5号 関東接近に伴う予想雨雲・風・波のシミュレーション画像台風5号 関東接近に伴う予想雨雲・風・波のシミュレーション画像

また、台風が通過した後も、九州方面からの熱帯低気圧由来の雨雲が接近し、15日(火)、16日(水)にかけても大雨となる可能性があります。台風通過後も引き続き気象情報にご注意ください。

警戒すべき点

  • 関東地方の海上: 暴風、うねりを伴った高波
  • 関東甲信地方: 大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水
  • 全般: 落雷、突風

危険な場所には近づかず、自治体からの避難情報にも注意してください。

参考

南日本放送