望月衣塑子記者が「個人事業」を開始、YouTuber活動とグッズ販売に社内騒然?

東京新聞の望月衣塑子記者が、自身の名を冠したYouTubeチャンネルの本格始動に加え、「イラスト入りグッズ」の販売を開始し、ジャーナリストとしては異例の「個人事業」に乗り出したことが明らかになりました。副業が一般化する現代において、ジャーナリストがこのような“ファンビジネス”を展開することには賛否が分かれ、社内では大きな波紋を呼んでいる模様です。

東京新聞 望月衣塑子記者の肖像東京新聞 望月衣塑子記者の肖像

盟友「アークタイムズ」尾形聡彦氏との関係に変化か

望月記者の新たな活動の背景には、これまで盟友として知られてきたアークタイムズの尾形聡彦氏との関係に変化があったとされています。尾形氏が運営するYouTubeチャンネル「アークタイムズ」は2022年に立ち上げられ、望月記者はその看板キャスターとして数多くの番組に出演。記者会見の場でも二人が並んで質問する姿は度々見受けられました。しかし、最近では二人が行動を共にすることが減り、先月、山尾志桜里氏が開いた記者会見でも、二人は離れて着席していたといいます。関係者の間では、両者の間に何らかの距離が生じているとの見方が広がっています。

「望月いそことオッカ君チャンネル」本格始動と新たな「相棒」

本業の新聞記者に専念しているわけではなく、望月記者は以前から開設していた個人のYouTubeチャンネル「望月いそことオッカ君チャンネル」での発信に力を入れています。このチャンネルは2020年3月に開設されたものの、本格的な活動は今年に入ってからと見られ、現在では週に数本のペースで動画を配信。7月15日時点で配信総数は351本、登録者数は2万1400人に達し、収益化もクリアしているとみられます。

注目すべきは、このチャンネル内で望月記者の自己紹介が「東京新聞記者でアークタイムズキャスターの望月衣塑子」から「東京新聞の望月衣塑子」へと変更されている点です。また、新たな“相棒”として、望月記者が操るオオカミのパペット「オッカ君」が登場。裏声で「僕はオッカ君でーす」などと話す演出も見られ、YouTube活動への独自の取り組みが伺えます。

ジャーナリストの「ファンビジネス」が問いかけるもの

ジャーナリズムの現場において、記者が自身の名を冠したグッズ販売や、キャラクター化した「ファンビジネス」を展開するのは極めて異例の事態と受け止められています。このような活動は、ジャーナリストの独立性や中立性、そしてメディアとしての信頼性に対して、様々な議論を提起する可能性があります。社内でのブーイングは、こうしたジャーナリズム倫理と個人の副業活動の間の線引きについて、組織としての懸念が背景にあるものと推察されます。

結論

望月衣塑子記者のYouTubeチャンネル本格始動とキャラクターグッズ販売は、ジャーナリストの新たな活動の形として注目を集めると同時に、メディアのあり方やジャーナリズム倫理に関する重要な問いを投げかけています。今後の活動展開とその影響が、メディア業界全体にどのような波紋を広げるのか、引き続き注視されることでしょう。

参考資料

Source link