参政党・神谷代表と立憲・小西議員、「衆院選与党入り」巡りX上で応酬

参政党の神谷宗幣代表が次期衆院選での「与党入り」発言を巡り、立憲民主党の小西洋之参院議員から批判を受けたことに対し、X(旧ツイッター)上で反論しました。両者の間では、将来の政権のあり方について見解の相違が浮き彫りになっています。

参政党の神谷宗幣代表(左)と立憲民主党の小西洋之参院議員。衆院選での与党入りに関する発言を巡り議論が交わされた。参政党の神谷宗幣代表(左)と立憲民主党の小西洋之参院議員。衆院選での与党入りに関する発言を巡り議論が交わされた。

神谷代表の「与党入り」発言の意図と小西議員の批判

神谷代表は7月13日、千葉県柏市での街頭演説で、「今回の参院選で躍進しても、いきなり50、60議席になるわけではない。次の解散・総選挙で一気に与党入りを目指して頑張ろう」と述べました。この際、具体的な与党の枠組みについては言及しませんでした。

これに対し、小西議員は翌14日、自身のXに「自ら『与党入りを目指す』と正体を白状していますが、参政党に投票しても、自民党に取り込まれるだけです」と投稿。さらに、「自民・参政政権は、世紀の悪政のアベノミクス同様、みせかけの荒唐無稽な政策に終始し、更なる物価高騰、格差拡大、産業衰退をもたらすだけでしょう」と予測し、参政党の政策が経済に悪影響を及ぼす可能性に警鐘を鳴らしました。

神谷代表の反論と政権構想

立憲民主党は野田佳彦代表が「政権交代」を明確な目標としているにもかかわらず、小西議員の投稿に対して神谷代表は14日、Xで反論。「立憲は与党になることを目指さないのですね。気合いが足りませんよ」と皮肉を込めて応じました。

神谷代表は自身が目指す政権の枠組みについて、「ヨーロッパのような小政党の連立与党です」と説明。その上で、「立憲さんにこそ政権交代を目指して頑張ってもらいたいのに、与党は自民党なんだという想定では困ります」と述べ、立憲民主党にも主体的に政権を目指す姿勢を求めました。

今回の議論は、次期衆院選を見据えた各党の戦略と、将来の日本の政治における与党のあり方、政権交代への姿勢の違いを浮き彫りにする形となりました。

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