2005年に交通事故で意識不明 サウジの「眠れる王子」(35)、20年間昏睡の末に死去


【写真】父親のハリド・ビン・タラール王子と昏睡状態のアル・ワリード王子

 絶望的な状況でも王子が20年間、昏睡状態のまま過ごすことができたのは、父親のおかげだった。父親は、息子がちょっと動きを見せるたびにソーシャルメディアでそのことをシェアし、息子が目を覚ますという希望を失わなかった。生命維持装置を外すべきだという周囲の勧めにも「生と死はひとえに神の御手にかかっている」として拒絶し、病床を守った。

チェ・ヘスン記者



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