渡辺喜美氏、国民民主・参政党に「第3極」としての期待と課題を語る

元みんなの党代表で行政改革担当相を務めた渡辺喜美氏(73)が30日、BS日テレ「深層NEWS」に出演し、かつて自身が率いた「第3極」の経験から、国民民主党と参政党の将来性について私見を述べました。

みんなの党は2009年に渡辺氏が自民党を離党して結党し、一時は最大36議席を獲得する勢力となりましたが、党内対立により2014年に解党しています。

参政党への評価と懸念点

渡辺氏は、参院選で14議席を獲得した参政党について、「第3極になり得る」としながらも、「戦前回帰志向が強く、現実の政策決定を迫られた時に今のままで良いか問われる」とコメント。神谷宗幣氏を市議会議員時代から知る立場から、同氏の一貫した主張が「今の時流には合っている」としつつも、将来的な政策運営における課題を指摘しました。

国民民主党への期待と野党再編の展望

国民民主党については、「政党ブロックを作るリーダーとしての役割が求められている」と強調。本来、立憲民主党が担うべき役割だが、政権に近すぎる雰囲気を醸し出しているため、「玉木雄一郎氏が主導権を取り、野党ブロックが形成できれば面白いことになる」と大きな期待を寄せました。自民党元幹事長の石原伸晃氏も「国民民主が第3極の柱」と同調し、「玉木さんは凄いリーダー」と、不倫報道を交えつつもその手腕を高く評価しました。

「第3極」の可能性を語る渡辺喜美氏「第3極」の可能性を語る渡辺喜美氏

結び

渡辺氏と石原氏の発言は、日本の政治における「第3極」の可能性と、それらを巡る野党再編の動きに新たな視点を提供しました。国民民主党や参政党が、今後の政界でどのような存在感を示すか注目されます。


https://news.yahoo.co.jp/articles/854c14ecf2f4e2f47f52a6360ffdb26f80166cef