SNSで「テロ組織要員」などと投稿されて名誉を傷つけられたとして、埼玉県鶴ヶ島市議会の福島恵美議員がジャーナリストの男性に賠償を求める訴えを起こしました。
東京地裁にきょう訴えを起こしたのは、鶴ヶ島市議会の福島恵美議員です。
訴えによりますと、福島さんは今年3月に、さいたま市で開かれたクルド人の祭り「ネウロズ」に参加したことをきっかけに、ジャーナリストの男性からSNS上で「テロ組織PKK女性要員」などと投稿されて名誉を傷つけられたと主張し、男性に220万円の賠償を求めています。
投稿がされた後、鶴ヶ島市役所や市議会には非難の電話が殺到したほか、先月22日には、福島市議の殺害予告が届いたということです。
提訴後、都内で記者会見を開いた福島市議は、男性の投稿には「外国人差別が根底にある」としたうえで、「社会の分断を煽る差別を放置することを看過できない」と訴えました。
提訴を受けて男性は「私は司法を使う嫌がらせと認識しています」「反訴も視野に入れ、断固戦う方針です」などとしています。
TBSテレビ