【ワシントン＝坂本一之】トランプ米大統領は25日、ホワイトハウスで韓国の李在明（イ・ジェミョン）大統領と会談する。会談に先立つ同日午前、トランプ氏は「韓国で一体何が起きている？ 粛清や革命のようだ。そんな所でビジネスはできない」とSNSに投稿した。
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トランプ氏の投稿について、韓国大統領府は「状況を確認する」とコメント。韓国では「非常戒厳」を宣布した尹錫悦（ユン・ソンニョル）前大統領の弾劾罷免に伴い、今年6月に大統領選を実施。李氏は「光の革命を完遂する」などと訴えていた。尹氏ら保守陣営に対しては、特別検察官の捜査が進んでいる。
米韓首脳会談は、李氏が6月に大統領に就任して以降、初めての対面会談。貿易・投資、北朝鮮問題について協議する見通し。米韓両国は7月、米側が韓国に対する「相互関税」を25％から15％に引き下げる一方、韓国側は3500億ドル（約52兆円）を米国に投資することで合意している。
李氏は米ワシントンへ向かう機内で韓国記者団に対し、米側が求める農畜産物市場の追加開放に否定的な見解を示していた。台湾有事を想定した在韓米軍の任務拡大に関しても「われわれの立場では簡単に同意することは難しい問題だ」と主張した。
