2024年10月28日、東京・赤坂御苑にて天皇皇后両陛下が主催される秋の園遊会が盛大に執り行われました。この由緒ある会には、日本中央競馬会(JRA)の騎手・武豊氏、人間国宝の漆芸家・山岸一男氏、元内閣審議官・新原浩朗氏をはじめとする各界の功労者やその配偶者ら約1500名が出席。日米首脳会談を終えたばかりの高市早苗首相も駆けつけるなど、華やかな顔ぶれが揃いました。皇室の方々も午後2時前には赤坂御苑の丘に整列され、和やかな雰囲気に包まれた園遊会に彩りを添えられました。
2024年秋の園遊会でパステルカラーの和装をお召しの愛子さまと佳子さま
注目集めた愛子さまと佳子さまの「お揃いコーデ」
昨年の秋の園遊会では、女性皇族方が一様に和装をお召しになっていましたが、今回は洋装でのご出席となりました。色とりどりのセットアップが会場を華やかにする中、特に多くの注目を集めたのは、愛子さまと佳子さまのお二方の“お揃いコーデ”でした。隣り合って並ばれたお二方は、共に赤いセットアップに同系色のお帽子をお召しになり、パンプスもボルドーで統一されるなど、細部にわたるコーディネートがなされていました。
愛子さまは深みのあるワインレッドの装いで、ボレロの左襟元にはスクエア型のブローチを品よくお付けに。一方、佳子さまはより明るい赤の色味で、お帽子にあしらわれた花のコサージュが可憐なアクセントとなっていました。さらに、お二方とも一粒パールのイヤリングをお付けになっており、遠目からはまるで“ペアルック”のように見え、その親密な雰囲気が会場全体に伝わりました。
秋の園遊会で赤いお揃いコーデを披露された愛子さまと佳子さま
過去にも見られた「お色合わせ」の連携
愛子さまと佳子さまの“お召し物の連携”が話題となるのは今回が初めてではありません。2022年11月の秋季雅楽演奏会や2024年11月の宮中茶会では、“お色合わせの連携”が注目を集めました。これらの行事では、愛子さまがホワイト、佳子さまが赤のセットアップをお召しになり、紅白の美しい装いを披露されました。また、今年8月に開催された第9回アフリカ開発会議(TICAD)の各国首脳夫妻らを招いた宮中茶会では、お二方そろって淡い緑色の振袖をお召しになり、その優雅な姿が話題となりました。
公務でご一緒される機会が増える中で、これまでの和装だけでなく、今回の園遊会のように洋装においても着こなしやお色味が似通うのは珍しいことです。これはお二人の間にある深い絆と、公務に対する共通の意識を表しているかのようにも映ります。
国民の心を掴むSNSの反響と「おもてなし」の心
園遊会の様子が各メディアを通じて報じられると、愛子さまと佳子さまのお召し物には、X(旧Twitter)やインターネット上で多くの感動の声が上がりました。《これはまるで双子コーデ》《奥にチラッと見える愛子さま&佳子さまが双子コーデしてる! 同じ色?のお召し物と靴 二人で話合わされたのかしら》《お洋服の色被り、あえて楽しんでる様に見えてしまう》など、そのコーディネートに魅了された国民からのコメントが相次ぎました。
園遊会では、愛子さまと佳子さまは招待者との懇談の際も並んで歩かれ、一人ひとりの話に真剣に耳を傾けられました。時にはお二方が見つめ合われる場面も見られ、招待者との間で会話が弾んでいた様子がうかがえます。特に、佳子さまは通訳を介することなく、全日本ろうあ連盟元理事長の石野富志三郎さんと手話で言葉を交わされ、その心遣いが深く印象に残りました。また、幼い頃から馬をこよなく愛する愛子さまは、武豊騎手に熱心に質問をされており、その無邪気で熱心な姿が多くの人々を和ませました。
前回の園遊会と同様に、今回も愛子さまと佳子さまとの会話を楽しみにしていた招待者が多かったことでしょう。皇室担当記者によると、お二方の“お召し物の連携”は、招待客への「おもてなし」の深い意味合いも含まれていたのかもしれないとのこと。視覚的な調和を通じて、より親しみやすく、心温まる交流の場を提供しようとするお二人の姿勢が、国民の共感を呼んでいます。
まとめ
今回の秋の園遊会では、天皇皇后両陛下をはじめとする皇室の方々が各界の功労者たちと交流を深められました。特に、愛子さまと佳子さまが披露された深紅の“お揃いコーデ”は、その上品さと息の合ったお姿で多くの人々の心を捉えました。過去の公務でも見られたお二方の「お色合わせ」の連携は、単なるファッションの選択に留まらず、共に公務に臨むお二人の親密さと、招待客への「おもてなし」の精神を象徴していると言えるでしょう。国民からの温かい反響は、お二人が見せる温かな交流と、皇室が持つ開かれた姿勢への期待の表れでもあります。
参考資料
- Yahoo!ニュース (記事掲載元: Source link)





