「何回訂正しても」上原浩治氏が明かす入団1年め、長嶋茂雄監督が呼び続けたドラフト同期の名前


【画像あり】上原浩治は入団1年め、15連勝を含む20勝を挙げたのだが…

「プロに入って初めての監督が長嶋さんだったのは、すごく光栄なことでした。第一印象は、『デッカい人』ですね。

 小学生で野球を始め、多くの監督さんから指導を受けましたが、そのどなたとも違った感じでした。長嶋さんは明るく振る舞っていたけど、ベンチのなかでは案外、マイナス思考の方だったと思いますね。

 入団1年め、松井秀喜さんとヤクルトのペタジーニが本塁打王争いをしていました。直接対決のときに、松井さんは敬遠気味に歩かされ続け、僕にもペタジーニへの敬遠指令が出たんです。勝負できない悔しさから、感情にまかせてマウンドを蹴飛ばしてしまったことを、いまでも後悔しています。

 1年めから活躍できたわけですが、なぜか名前を呼ばれるときは、ドラフト同期の『ニオカ!』なんです。何回も『上原です』と訂正したんですが、シーズン中、変わることはありませんでした。2年めからは『上原』になりましたけどね(笑)。

 引退後にお会いすると、いつも『元気か?』と言ってくださることが嬉しかったですね」

週刊FLASH 2025年12月16日号



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