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マクドナルドの「ハッピーセット」について、セットのおもちゃの転売目的とみられる購入が殺到し、購入制限が行われる事態となっています。
【ひと目でわかる】“デフレの象徴”マクドナルド・ハンバーガーの価格推移
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22日、『news zero』が出会った親子。
親
「明日『ちいかわ』の第2弾発売日で、どうしても見たいというので来た」
マクドナルドの前に展示された、人気キャラクター「ちいかわ」のおもちゃを見に来たといいます。
──ちいかわ好きなんですか?
子ども
「好き~」
マクドナルドのハンバーガーなどに「マインクラフト ザ・ムービー」と「ちいかわ」のおもちゃが、それぞれセットになった「ハッピーセット」。23日から、その第2弾の販売が始まります。
今月16日から第1弾が販売されると、店舗の前に交通渋滞まで起きていたという報告が…。予想を大きく上回る売れ行きで、多くの店舗で販売終了になったといいます。
第1弾を買えた人
「第1弾は先週の土曜日になんとか買えました」
子ども
「全種類もらえた。ちいかわー! 顔とかかわいいから好き」
買えたというハッピーな親子がいる一方で、別の親子は…。
第1弾を買えなかった人
「今日はハッピーセット、おもちゃがなかったのでポテトだけ」
子ども
「悲しい」
第1弾は買えなかったといいます。
第1弾を買えなかった人
「転売ヤーとか全部買ったりとか、子どもが買える分を取っておいてほしいかな」
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実際に、「ちいかわ」のおもちゃの一部は…。
並木雲楓フィールドキャスター
「ちいかわのおもちゃが、たくさん出品されています」
フリマサイトには、ハッピーセットのおもちゃがずらり。別のフリマサイトにも…。
並木雲楓フィールドキャスター
「4000円以上のものもありますね」
そして、なぜか23日から販売する第2弾だというおもちゃも出品されていました。
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マクドナルドは、1人でも多くの子どもに届くよう、今回も「1人4セットまで」という“購入制限”を実施。さらに呼びかけていたのが…。
マクドナルドのHPより
「転売または再販売、その他、営利を目的としたご購入はお控えください」
「買いたい人が買えない」。その一因になっているとみられる転売。法的な問題はないのでしょうか?
転売に詳しい 西口竜司弁護士
「自分の買いたいものを自分で買う。それを必要な人に売る。法的には基本的に問題はないと。端的にモラルの問題だと考えます。高額で販売されているような事例については、できうる限り(高額転売では)買わない方向で動いていただきたい」
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──明日は、どんなちいかわを買うんですか?
子ども
「全種類買う」
子どもたちの希望はかなうのでしょうか。
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藤井貴彦キャスター
「こうした転売、どう考えていますか?」
津川恵理さん(建築家・『news zero』木曜パートナー)
「転売自体は違法になりにくいということですが、転売目的の大量購入で本当に欲しい子どもたちに届かないのはモラルの問題だと思います。企業が届けたい人にサービスを届けられるように、制限をかけるのは当然の流れだと感じました」
(5月22日放送『news zero』より)