自民党議員が「運のいいことに能登で地震があった」と発言したことを受け、9日午前にX(旧ツイッター)で「議員辞職」が急上昇し、トレンド入りした。
【写真あり】和歌山市内で演説する自民党の鶴保庸介参院予算委員長
自民党の鶴保庸介参院予算委員長は8日、和歌山市で開かれた参院選の自民候補者を応援する集会で演説し、2拠点居住推進の必要性を訴えた際に「運のいいことに能登で地震があった」と述べた。地震後、被災者が居住地以外で住民票の写しを取得する手続きが容易になったとの話題を引き合いに出す狙いだったとみられるが、不用意な発言として批判の声が上がっている。鶴保氏は8日深夜に「被災者への配慮が足りず、言葉足らずだった。陳謝の上、撤回する」とするコメントを出した。
Xでは「議員義職」のほかに「自民の鶴保庸介氏」「鶴保庸介参院予算委員長」「運のいいことに能登で地震があった」など関連ワードも次々とトレンド上位に浮上した。
ネット上では「これ議員辞職もんの問題発言やろ」「更迭よりか議員辞職でしょ」「政治家の前に人として信じがたい発言。撤回で収まるだろうか」「能登の人たちがどんな思いでいるか想像できないのか?」など批判の声が出ている。