外国人で治安悪化のイメージ、データ上は『誤り』 なぜ争点に急浮上した外国人政策? 専門家は「参政党の躍進データに他党が警戒」と分析【参議院選挙】


【画像を見る】参院選の焦点「物価高対策」給付か減税か…専門家の意見は?

いま、在留外国人は376万人を超え、単純計算では人口の33人に1人が外国人ということになります。なぜ今このテーマが争点となっているのでしょうか。受け入れのメリットとデメリットをしっかり整理して、日本の進むべき道をともに考えたいと思います。

なぜ? 急に争点化した外国人政策

参政党が前面に打ち出しているひとつが外国人政策です。政治心理学が専門の秦正樹准教授(大阪経済大学)は、データ上での参政党の躍進が、他の政党に危機感や警戒感を抱かせたと分析。各党がこの分野で票を奪われないよう、自らの外国人政策に対するスタンスを明確にした結果、このテーマが争点化したと指摘しています。

各党の主張をまとめてみます

JNNが行った世論調査では、参院選で重視する政策として1位は「物価高対策」ですが「外国人規制」が5位にランクイン。「政治とカネ」や「外交・安全保障」よりも高い順位であり、国民の関心の高さがうかがえます。いっぽう「外国人政策」とあるが、ひとつひとつの課題は全く別物で、外国人を一緒くたに議論するのはどうかという指摘もありました。



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